うちは大工の一家だ。
祖父、親父、叔父、兄、弟。みんな大工。
もちろん手伝いもさせられていたから、小さいころから“木”に触れ合ってきた。
小学校を卒業するまで、毎年夏休みには家族で車で旅行して来たんだけど、
親父曰く、
実は、全国の木を見に行ってたらしい。
そんな家庭で育った。
うちは、材木屋から材料を仕入れない。
材木市場というものが在って、そこで競り落とす。
値段はビックリするほど安い。
重たいものが軽くなり、真っ直ぐだった物が曲がる。
ほんとに生き物だということがよく分る。
最近、“素材にこだわる“というコメントがよくあるが、
修正材を無垢材と平気で言っている人達にとって、
こだわりって何?ときいてみたい。